2018年9月1日(土)から山形市で開催される「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」。WOWは、2017年12月に「POPPO展(山形県東根市・まなびあテラス)」で発表した、こけしのプロジェクションマッピング「YADORU」と、タッチディスプレイでオリジナルの木工工芸を作ることができる「ROKURO」を展示。
「YADORU」では前作を大幅に拡大し、70体のこけしを展示(前回の3倍規模)。7月21日・22日に行った撮影会、「こけしになる人、集合」に参加した山形市民約130名の顔がこけしに映し出される。最新のCG技術を駆使して、こけしを双方向型のデジタル玩具化するとともに、これらの信仰玩具に込められていた願いや祈りをダイナミックに表現した。
展示について
作品制作にあたり、私たちは東北に古くから伝わる郷土玩具をテーマに、工房見学を始めとしたフィールドワークを通して伝統について学んだ。そこに自分たちの持つ表現技術と解釈を加えて作り上げた、実験的な作品を展示。本作は伝統的な玩具の世界観をテーマとした作品であると同時に、私たちなりの新しい遊び方の模索でもある。展示を通して普段とは少し違った角度から郷土玩具の世界に触れることで、地域に伝わる文化の奥深さを再発見するきっかけとなるよう、願いを込めた。
WOW|ハレとケ
展示作品:YADORU、ROKURO
開催期間:2018年9月1日(土)〜9月24日(月) ※期間中の金・土・日・祝日のみ開催
時間:9:00〜16:30
会場:文翔館2階ギャラリー5〜8
住所:山形県山形市旅篭町3-4-51
協力:東根市公益文化施設まなびあテラス、梅木修一、梅木直美