宮城大学デザインスタディセンター(DSC)2022
DSCについて
デザインを通して,新しい価値をどう生み出していくことができるか。流動的で不確実な時代において,あるべき社会の未来を構想し,そこに生じる課題を創造的に解決することができる高度なデザイン人材が今求められています。
宮城大学デザインスタディセンター(以下 DSC)は,宮城大学を中心と して学生や大学関係者・地域の事業者・自治体が集い,共に学び,プロジェクトを展開する共創的な教育研究プラットフォームです。様々な専 門性を持つ参加者が交流し,地域資源をデザインの視点から探索することを通して,その価値を自ら考え再評価したり創造したりするための活動を行なっています。
DSCは2020年度から活動を開始し,2022年度はオープンスタジオの 開講,公開イベントの開催,オウンドメディアの開設などを通して活動の幅を広げ,東北の新たなデザインの拠点となることを目指して活動を続けています。
DSC ウェブサイト
https://www.myu.ac.jp/dsc
DSC STUDIO Report 2022 – 2023
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2022年の活動
2022年度は,宮城大学全体の教育方針に含まれる「デザイン思考」,大学のもつ3学群の「知の接続」,開かれた共創の場を目指した「地域社 会との連携」をテーマに計画された3つのスタジオを開講しました。
STUDIO 1『( ロゴ )デザインのプロセス』では,スタイリングと誤解されがちなグラフィックデザインの役割をとらえ直し,コミュニケーションツールとして用いるためのデザインプロセスを体験。
https://www.myu.ac.jp/about/institution/dsc-builds/6093/
STUDIO 2『肉の未来』では,肉という生活に密着したテーマがもつ現 代的な問題の広がりに触れ,デザインの視点から私たちがとるべきアクションを模索しました。
https://www.myu.ac.jp/about/institution/dsc-builds/6461/
STUDIO 3『地域文化の再構築と発信』では,近年注目が高まる一方で 多様な課題を抱える地域文化の情報発信を,編集の視点から考えました。
いずれのスタジオでも社会の第一線で活躍する実務家をゲストに招き,レクチャーとフィールドリサーチを含む実践的なプログラムを体験することで,発展的な学びを学内外の参加者で共有することができました。